長野観光⑩~上田城内と真田神社~

前回に引き続き上田城と同じ敷地内にある真田神社をご紹介します。

いざとなった際の脱出口「真田井戸」

城門(二の丸)をくぐって進むと、真田神社や築城に使われた石垣などを見ることができます。その中でも「真田井戸」をご紹介します。

城内にある井戸なので、生活用水としての機能もあったかと思いますが、この井戸は非常口としての機能も兼ねていたようです。いざピンチとなった場合に井戸を通って逃げ切ることで再起を図るチャンスを残す意図もあったのでしょう。「潔く自刃を」なんて武将もいたと思いますが、命あってなんぼですからね、非常に有用な井戸だったんだと思いました。中を覗くことができますが、うっかりスマホを落とさないように気をつけましょう。

安全のため蓋がされていますが、隙間から中を覗くことができます
肝心の真田石を写真に収めることを忘れてしまいました・・・

真田神社とは?

真田氏、仙石氏、松平氏と歴代の城主を御祭神した神社です。当初は松平神社、その次は上田神社、そして昭和38年に真田神社と改称し今日に至ります。神社の名前からどうしても真田家を祀っているものと勘違いしていますが、歴代当主を祀っている素晴らしいお社です。「なら上田神社で良いではないか」というお声もありそうですが、当時市内に同名他社があり、紛らわしかったので改称せざるをえなかったようです。

真田神社では、ご朱印と登城記念の「御城印」をいただくことができます。御城印は季節ごとのデザインになっていて旅の記念にオススメです。

左が御城印、右がご朱印です

最後に

今回で長野シリーズは終了となります。如何だったでしょうか?拙い情報ながらも「長野に行ってみたい!」と思ってくださったのなら嬉しいです。

長野県は中山道のみならず、北国街道や善光寺街道など、主要な街道の要衝でした。そのため、歴史上様々な出来事が起こり、今にその事を伝えてくれる史跡名勝が多くあります。一泊でも十分に満喫することができますので、連休を利用してご旅行されてみてください。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

西櫓に向かっていくと、幸村像が迎えてくれますよ