【2泊3日 福井旅行】③一乗谷朝倉氏遺跡

2023年11月30日

ブラタモリでも紹介されました!福井県の観光で有名な「一乗谷朝倉氏遺跡」に行ってきました。

一乗谷朝倉氏遺跡とは?

戦国大名「朝倉氏」が治めた町が奇跡的にほぼそのままの町割りで出土した遺跡です。重要文化財も2000点を超える品々が登録され、日本の戦国時代を語る上で非常に貴重な遺跡となっています。

一乗谷を含めた越前国(今の福井県)を治めていたのは朝倉氏で中でも朝倉義景は有名です。織田信長に滅ぼされてしまったことで有名になってしまいましたが、実は非常に有力な大名でした。朝倉義景は京都から一乗谷に文化人を招き一乗谷の町は非常に栄えたと言われています。

一乗谷朝倉氏遺跡のポータルサイトはこちら→ https://ichijo-dani.com/

足羽川から分流した一乗谷川沿いに町が作られました(出店:歴史の証人 ― 越前・若狭の 戦国の城 ―)

イラストからでも相当の繁栄が伺えますね。現在は一部の町並みが復元されているに留まりますが、朝倉義景の館跡を見ても当時の面影を想像することができます。

朝倉義景の館跡地です
館へのアクセスとなる橋「御屋形橋」です

一乗谷朝倉氏遺跡へは電車からのアクセスも良好です。JR越美北線「一乗谷駅」から当時の町の入口である「城戸跡」まで徒歩で約15分弱、当時の町割りを復元した「復原町並」まで約30分の距離です。

車であれば福井ICから約10分です。前回ご紹介した"ねこ寺"「御誕生寺」からは約30分です。御誕生寺からも近いので同日に観光できますよ。

どうして一乗谷朝倉氏遺跡が当時のまま出土したかというと、ブラタモリでの解説の引用ですが「一乗谷が焼き払われた後に田んぼになったから」だそうです。水を湛えたところにかつての遺品や遺跡があれば風化を防ぐことができるそうです。要は「水の中にあったから」貴重な品々が非常に良好な状態で残っていたわけです。当時、焼け跡を田んぼに変えた方々はそんなことを考えていなかったと思いますので、まさに奇跡ですね!まさに400年前の町が現代に突如現れたような感覚でしょう。

復元されたお家の敷地内です
復原町並を向かいの丘から見渡します。春の時期は桜が非常にきれいだそうです

復元された町並みを歩くとタイムスリップしたかのような感覚になります。実際、町中でご当地名物の越前和紙を販売されている方やお茶を出してくれる方々が当時のものを再現した衣装で対応してくださるので、こちらが浮足立つというかソワソワした感じになりました(笑)

当時、各世帯と見られる跡地には井戸が配備され、便所と思われる場所も見つかっていましたが便所かどうかは確定できなかったようです。ですがこの遺跡から「金隠し」と言われる貴重な品が発見され便所と考えされていた跡が立証されたようです。この金隠しとは文字通り大事な箇所を隠すものであり、木の板でできていました。ブラタモリではタモリさんがツボにはまり上機嫌になってしまいます(笑)もしブラタモリがDVDになっていたら、もしくは福井の回が書籍になっていたらご紹介できるのですが、残念なことに録画以外に振り返ることができません(泣)

こちらが便所で、手前の衝立のようなものが「金隠し」です
少し分かりにくくて恐縮ですが、入って左奥の石で囲われている部分が井戸の跡です

福井県の観光名所といえば、「恐竜博物館」「永平寺」「東尋坊」のTOP3がすぐに出てきますが、「一乗谷朝倉氏遺跡」もTOP3に匹敵する観光名所です。個人的にはと東尋坊よりも福井市からのアクセスが良いのでオススメです。戦国時代に興味がない方にはつまらない場所になってしまうかもしれませんが、当時の生活感を感じる事ができます。そして何より「サザエさんと日本を旅しよう!」でも紹介されていますので是非とも福井の観光プランに加えていただきたいと思います!(足元が悪くなってしまうので可能なら雨天を避けてくださいね)

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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