SLもおか・真岡駅

真岡鐵道が運行する「SLもおか」に乗ってきました!小型ながらも迫力あるSLに乗れて非常に楽しかったです!

「SLもおか」とは?

「SLもおか」は第三セクター鉄道の真岡鐵道が運行する蒸気機関車です。運行される機関車は「C12形蒸気機関車」です。運行日は休日に限定されるので観光の目玉として活躍しています。関東で休日に運行される蒸気機関車はJR東日本をはじめいくつかありますが、一番気軽に乗れる蒸気機関車ではないでしょうか?沿線では手を振ってくれる方や撮り鉄の方、社内では沿線の景色を楽しまれる方や蒸気機関車の汽笛や揺れを楽しまれる方々がいて、普段と違う鉄道を体験することができます。

真岡鉄道は旧国鉄の真岡線を引き継いで1987年に設立されました。第三セクター鉄道は経営が厳しいとよく言われますが、その沿線の方々には必要な公共交通機関です。今回、予てから乗りたかった「SLもおか」に乗車できたのでほんの微力ながら少しでも力になれたでしょうか。いつまでも運行されてほしい鉄道会社です。

真岡鐵道のHPはこちらです。是非御覧ください→https://www.moka-railway.co.jp/

真岡駅へのアクセス

車で真岡駅に行く場合は、北関東道「真岡IC」が最寄りのインターとなります。インターを降りて約10分程で真岡駅に着きます。無料の駐車場も完備しているので非常にありがたいです。

駅のシルエットがSLになっているので、駅に近くなると「お、あそこかな」と気づくことができますよ。

立派な駅舎です。「関東の駅百選」にも選ばれています

迫力のあるSLにいざ乗車です!

SLもおかのC12型蒸気機関車はローカル線向けの小型軽量な機関車として製造されたようですが、現代では希少な機関車です。間近で見ると迫力満点で、小さい子はその汽笛にたじろぐほどです。

本当は入線する手前からカメラにその姿を納めたかったのですが、私の見通しが甘く整理券を買うのが遅くなり、ホームに行くのが出発間際になってしまいました・・・。もし、これからSLもおかに乗りに行く方はなるべく早めに整理券を購入しておきましょう。真岡駅の有人窓口はひとつなので、定期券の購入シーズンと被ると最悪間に合わないこともあります。

沿線の風景とC12形蒸気機関車の吐く煙を楽しみます

乗客が乗る客車には動力がないため、機関車に牽引されていきます。よって、普段はあまり感じることのない揺れを感じながら沿線の風景を楽しむことができます。また、社内では検札も行われているので非常に新鮮な体験をすることができました。

窓は当然開けっ放しなので、機関車に近い客車の窓際には「スス(煤)」が入ってきます。お気に入りの白い服を着るのは避けた方が良いかもしれないですね(笑)

ススがついてのも「あ、顔についてるー!」なんて家族の会話を弾ませてくれる要素の一つになりますよ。

沿線では撮り鉄の方々はもちろん、地元の方々もSLに向かって手を振ってくださいました。中にはバイクに乗りながら手を振ってくれる方もいました。非常に楽しい気分になりましたが、さすがにバイクの方を見たときはヒヤッとしました(笑)

停車していている少しの時間で機関車を撮影します!

終着駅の茂木駅では「機回し」を見ることができます

今回は真岡駅→茂木駅の下り列車に乗車しました。下り線の始発は下館駅なのですが、乗客の半数は真岡駅から乗車されている印象でした。

終着駅の茂木駅では乗っていたC12形蒸気機関車をじっくりと見ることができます。また、転車台を利用した「機回し」も見ることもできます。SLだけではなく、運転してくださった機関士さんと撮影されている方も多くいらっしゃいました。私も記念に機関士さんと写真を撮りたかったですが、他の方も同じことを考えていたようで難しかったです・・。

乗ってきた客車です。いわゆる「国鉄50系客車」です

※【機回し】とは 機関車を列車編成の先頭部から最後部に付け替えるために、切り離して移動させる作業のこと。

JR東日本より

SLに乗らなくても真岡駅で十分楽しめます

真岡鐵道は非常に素晴らしい会社ですね。真岡駅に行くと「地域に愛されている会社なんだな」と実感することができます。

真岡駅には「SLキューロク館」という施設が併設されています。ここには、D51形機関車の展示やオリジナルグッズの販売などを行っています。SLキューロク館のSLもただ見るだけではなく、短い距離ですが運行もしてくれます。C12型機関車よりも大きい機関車なので迫力も違います。

SLキューロク館は2023年で10周年!おめでとうございます!
屋内なので音も響き渡ります
ホームではないので見える高さが違います

SLキューロク館も良いのですが、私としては「真岡駅の3F・4F」がオススメです。ここは「真岡駅こども広場」という無料のキッズスペースとなっており、小さい子供は存分に楽しめますし大人は休憩することができます。何より係りの方がいらっしゃるので安心感があります。当日も地元の方々が遊びに来ていました。

4Fはちょっとした展望スペースと展示室を併設しているので、大人もゆっくり過ごすことができます。「整理券を買うのが遅くなり・・・」というのはここで時間を使いすぎてしまったからなのです。「もうちょっと休憩できるでしょー」なんて余裕こいていたのが油断でした(笑)

プラレールや絵本、室内遊具が揃っているので雨天でも子供を楽しませてあげられると思います!是非、お子様連れの方はお立ち寄りください。

手作りのかわいい装飾です。ほっこりします
昔の運賃表です
かつては「もおか」ではなく「もうか」だったようです

お昼ごはん真岡駅近くの「ワイルド・バーン」がオススメ

SLもおかの折返しを待つと茂木駅で1時間以上待つことになるので、今回はSLもおかではなく通常運行の下館行きで真岡駅に戻ってきました。13:30前に真岡駅に着いたので少し遅めのお昼ごはんです。

今回のお出かけはSLもおかと大前神社の参拝が目的でしたが、せっかくならご当地グルメもいただきたいところです。帰りの列車内で真岡駅近くのごはん処を探したところ「ワイルド・バーン」というレストランを見つけました。HPを見ると栃木県内(宇都宮・小山・真岡)に展開しているお店なのでご当地グルメならぬ「ご当地レストラン」ということで、真岡駅を出て足早にお店に行きました。

値段もリーズナブルで味も文句なしでした。もし真岡駅にてごはん処を探す場合は迷わずに「ワイルド・バーン」に行ってみてください!オススメはハンバーグです!

ワイルド・バーンのHPはこちらです→https://www.kanseki.co.jp/store/wildbarn/

まとめ

今回は手軽にSLに乗ることができる「SLもおか」をご紹介しました。鉄道が好きではない方も十分に楽しめると思いますので、真岡市まで足をのばしてみてはいかがでしょうか。特に春の季節は桜を車窓から眺めることができるそうなので普段は体感することができない客車の揺れと沿線の表情を楽しんでみてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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9月末に行ったのでSLキューロク館はハロウィンの装いでした!