武蔵二宮 金鑚神社
神流町恐竜センターへ向かう途中に気になっていた神社に帰りに立ち寄ったところ、まさかの武蔵二ノ宮の由緒ある神社でした!
本殿がない?金鑚神社とは?
金鑚神社のはじまりは西暦100年頃、日本武尊命(ヤマトタケルノミコト)が身に付けていた道具を御嶽山に納めたことに由来します。日本武尊命の東征に関する神社は関東に多くありますが、金鑚神社はこの道具を納められた御嶽山そのものを御神体(神体山)として本殿を設けていません。本殿がない神社はこの金鑚神社の他に、長野県の諏訪神社・奈良県の大神神社の三社のみで非常に貴重です。
御祭神は天照大神(アマテラスオオミカミ)と素戔嗚命(スサノオノミコト)の二柱、日本武尊命をは配祀としてお祀りしています。
金鑚神社へのアクセス
金鑚神社へ行くには、公共交通機関の場合は上越新幹線「本庄児玉駅」もしくは高崎線「本庄駅」からタクシーを利用します。バスで向かうことも可能ですが、タクシーの倍以上の時間(一時間弱)を要するらしいのでタクシーの方が良さそうです。自家用車で行く場合は、関越道「本庄児玉IC」で約20分ほどです。
境内には国の重要文化財もあります
室町時代の1534年に建てられた塔です。塔の柱に「天文三年~」と当時の墨書きが残されています。文化財登録は明治45年とこれまた昔なので、当時から非常に貴重な塔と認識されていたことが窺えます。
「国指定文化財データベース」というHPが文化庁からリリースされていますので、ご興味があれば覗いてみてください。調べているとあっという間に時間が過ぎます(笑)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/461
お時間があれば天然記念物の「鏡岩」を見ておきましょう
今回は暑くて叶いませんでしたが、金鑚神社が鎮座する「御嶽山(御岳山)」には国の天然記念物である「鏡岩」があります。これは断層活動の影響で摩擦によって鏡のような表面を持った岩のことで、御嶽山の鏡岩はその昔、約40キロ離れた高崎城(群馬県高崎市)が落城した際にその炎を映したほどと言い伝えが残っています。(詳細が気になる方はwikipediaの解説を御覧ください)
1時間あれば行って帰ってこれるハイキングルートなので、お時間ある方は是非天然記念物を見に行きましょう!
まとめ
今回は群馬県との県境に近い「武蔵二ノ宮 金鑚神社」をご紹介しました。今回は下調べもしませんでしたが素晴らしい神社に巡り会えました。無論、神社に優劣をつける気はありませんが、こういった旅先でふらっと立ち寄ってその神社の歴史を知る、という旅の楽しみ方を覚えた気がします。もし御朱印集めや寺社仏閣に興味がおありでしたら是非、下記書籍などを参考にしてみてください。きっと気になる神社やお寺が見つかるはずです!
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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