神流町恐竜センター
群馬県神流町の恐竜センターに行ってきました。恐竜の足跡も観ることができ、非常に楽しめました!
神流町恐竜センターとは?
館名に「恐竜」と名がつく国内でも有数の恐竜に出会える博物館です。神流町恐竜センターの他に恐竜の名がつく博物館は、福井県立恐竜博物館、熊本県の御船町恐竜博物館くらいではないでしょうか。
昭和28年に群馬県神流町から埼玉県秩父方面に続く国道の拡張工事中に謎のくぼみを持った不思議な壁が露出しました。調査の結果、これは太古の昔の波の跡が化石化した「漣岩」であり、謎のくぼみは日本で初めて発見された"恐竜の足跡化石"と判明しました。これをきっかけに神流町の町おこしとして「神流町恐竜センター」が開館しました。(正確には当時神流町はまだなかったため、旧中里村の村おこしです)
ちなみに、この恐竜センターは群馬県ではなく神流町が運営されているとか。人口2,000人に満たない自治体が頑張って運営しているなら応援したくなっちゃいますね!
神流町恐竜センターへのアクセス
公共交通機関を利用する場合は、高崎線の「新町駅」もしくは八高線の「群馬藤岡駅」で下車し、上野村ふれあい館」もしくは「しおじの湯」行きのバスを利用します。
車で行く場合は、関越道の「本庄児玉IC」か上信越道の「藤岡IC」で高速道を降り、そこから60分~80分程度一般道を走ります。途中、十石街道を走りますので旧宿場であった万場宿など歴史を感じさせてくれる景色を楽しむ子ができます。(十石街道についてはこちら→https://www.gunsokkyo.or.jp/kaido/jikkoku.html)
万場は「干し羊羹」がご当地名物だそうです。和菓子屋の店主さんに教えていただきました。当然購入したのですが、子どもたちに食べ尽くされたので私は一口も食べれませんでした。「外がサクサクで美味しかった!」とのこと・・・。次こそは自分用に死守しようと心に決めました(笑)
恐竜センターはコンパクトにまとまっていて見応えアリです!
館内では9つのゾーンに分かれて見学を進めることができます。ゾーン1では恐竜の足跡化石発見の様子、ゾーン3ではライブシアターを、ゾーン6では神流町で発見された化石を見て学んで楽しむことができます!
そしてゾーン7では「格闘した姿のままの化石」を見学することができます。う~ん、衝撃的でした。。
ゾーン3では神流町のご当地キャラの「サウルスくん」も登場します。ちなみにこのぬいぐるみは恐竜センターや道の駅「万葉の里」でも販売されています。
ここでも新種の恐竜が発掘されています!
神流町では足跡化石の他にスピノサウルス類の歯や、獣脚類、竜脚類の歯が見つかっています。そして何より未定種ですが「サンチュウリュウ」の化石が見つかっています。山の中で見つかった化石なのでサンチュウリュウなのですが、これは関東で最初に発見された化石となりました。
今でこそ山あいの町の神流町ですが、神流町を含めた長野県から埼玉県の40kmは「山中地溝帯」と呼ばれており、神流町の他にも秩父でもアンモナイトの化石が出たということなので、かつては海だったことが窺えます。恐竜センター内ではその様子を紹介するゾーンもあるので非常に興味深いですよ。
感動する「恐竜の足跡化石」
神流町恐竜センターから10分弱車を走らせたところに恐竜の足跡化石が発見された漣岩があります。恐竜センターにもレプリカが展示されていますが、実物を見ると「ここに恐竜がいたのか・・・」と改めて感慨深くなります。
目立つのは大きな2つのくぼみですが、調査の結果3種類の恐竜の足跡がこの漣岩に残っていたようです!
まとめ
今回は神流町恐竜センターをご紹介しました。発掘等が行われる場所ですから都市部から少し離れてしまいますが、そのぶん自然を感じることができますし、何より「ここに恐竜がいたのか」と想起させてくれる場所です。
また、途中の道の駅「万葉の里」でいただくご当地グルメ「万場豆腐」が非常においしかったです。万葉とうふは他に流通していないらしいので、見かけたら絶対に購入しましょう!!
次は紅葉の時期に来て万場宿もゆっくり散策してみたいなと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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