恐竜博2023

東京・大阪で開催される恐竜博に行ってきました。本当に多種多様な恐竜がいるのだと毎回思い知らされます。

恐竜博とは?

数年おきに国立科学博物館などで開催される恐竜の化石や全身骨格などを展覧できるイベントです。「恐竜展」という似たイベントもありますが、国立科学博物館で開催される恐竜イベントは「恐竜博」となります。前回は2019年に開催されました。

日本では福井県が恐竜で有名ですが、恐竜博では国内よりも海外の国立博物館などで展示されている化石などをメインに扱っています。そのため、海外に行かなければ目にすることのできない貴重な恐竜に出会えるイベントです。今回はロイヤルオンタリオ博物館(カナダ)が協賛です。

子供を中心に盛り上がると思いきや、大人同士、女性同士で来られている方も多くいますので、恐竜は世代を問わず魅了する生き物なのだと改めて思います。

開催場所が限られているため、お住まいのエリアによっては行くことが容易じゃないかもしれませんが、この恐竜博を目的に旅行を計画しても損することは絶対にありません。機会があればぜひ恐竜博に足を運んでみてください。(当日券の販売がないこともあります。必ず事前に開催概要などを調べてくださいね)

今回の恐竜博のHPはこちら→https://dino2023.exhibit.jp/

今回の主役「ズール」(左)です。右はズールに足を攻撃された跡がのこる「ゴルゴサウルス」です

国立科学博物館へのアクセス

国立科学博物館は東京都の上野にあります。上野は動物園で非常に有名ですが、国立科学博物館の他に国立西洋美術館、国立博物館、東京都美術館、上野の森美術館など、歴史・文化・芸術に関する施設が集中する素晴らしいエリアです。国立博物館では日本の寺社仏閣や文化に関する企画を、国立西洋美術館ではロンドン・ナショナル・ギャラリーなど海外美術館や博物館に関する企画を扱っています。国立西洋美術館では、過去に「モナリザ」や「ゴッホのひまわり」を扱ったことがあり、TVでも多く宣伝していたので覚えている方もおられると思います。

建物は大きいのですが、入口の目印は控えめな印象です
特別展の場合は入場口が異なります

特別展の入口を進むと、日本で一番生産された機関車「D51」の実車を間近に見ることができます。

今にも動き出しそうな化石たち

ある程度展示用に組み立てているとは思いますが、間近でみると今にも動き出しそうな迫力を感じます。化石を見るたびに「ほんとにこんな生き物が同じ地球にいたのかー」と思いますが、私だけではないはず(笑)

ひとつひとつじっくり鑑賞したかったのですが、我が家の末っ子長男坊(2歳)はそれを許さず、大きな化石を見つけては「ぎゃおー」と、てくてく向かって行きます。私自身も小さい頃は恐竜が好きで、車の中で恐竜の読み聞かせテープを聞いたり、DeAGOSTINIの連載を購読してもらっていました。やはり恐竜は小さい子を魅了する特別な力があるんだなぁと親の立場になって初めて実感しました。

今更ですが、館内で「撮影OK」と確認を撮っているので掲載しています。盗撮じゃないです(笑)

みなさん、お手持ちのスマホやカメラで撮影されていました。

生々しい化石もありました

「卵殻化石」と記載されているとおり、恐竜の卵の化石もありました。孵化する前の恐竜がどういう体勢になっているかはっきりとわかります。解説にもありますが、やはり恐竜の末裔は鳥類なんですね。

イメージ図がリアルで「ジュラシックパーク」を彷彿とさせます

こちらの化石はプレスされたように見えますが。解析の結果、内臓などの痕跡もはっきりと確認できたそうです。しかもこの恐竜は2023年時点は1体しか見つかっていないとのこと。とても貴重な化石を見ることができました。

至近距離で肉食恐竜の頭骨をまじまじと観察できます

これは「ゴルゴサウルス」という肉食恐竜の化石です。頭骨単体で展示されているので、どの角度からでも至近距離で観察することができます。噛まれたら痛そうな歯ですよねー。本数は個体差があるのでしょうか?歯が少し奥に向かって斜めになっていることを見ると「噛みちぎる」ことに適した歯の形状になっているんでしょうね・・。

噛みつきプラスの引きちぎりのセットですよね・・・恐竜時代に行く際は「桃太郎印のきびだんご」が必須ですね

まとめ

今回は恐竜展のご紹介でした。あまり恐竜に興味がなくても、実際に見ることでその存在感に圧倒されるのではないでしょうか?日本国内でも福井をはじめ北海道や各地で恐竜を扱っている博物館がありますが、恐竜博では世界から輸送された貴重な化石を一度に見ることができます。わざわざ海外に行かずにみることができるのですから、博物館は非常にコストパフォーマンスが良いですよね。(良い表現ではないかもしれませんが・・・)

最初の方で紹介したように、上野には他にも国立博物館や国立西洋美術館などがあります。気の向くままふらっと博物館・美術館に足を運んでみてはいかがでしょうか?きっと普段得ることができない体験や時間を感じることができると思います。この記事をきっかけに「行ってみようかな」と思っていただけたら幸甚です。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

王者「ティラノサウルス」もいますよ!手前がタイソンくん、奥がスコッティくんで、なんと"世界初公開"だそうです!
海洋堂監修の限定ガチャは長女がしっかりゲットしていました(笑)中身はティラノサウルス!