山梨観光⑤~甲斐善光寺~

山梨県の「善光寺」にお参りしてきました!ここでも武田信玄が深く関わっていました。

甲斐善光寺とは

甲斐善光寺とは長野県の善光寺のバックアップとも言える存在です。さすが山梨県、ここでも武田信玄が登場します。上杉謙信と激闘を繰り広げた川中島の合戦の折、戦火による善光寺の消失を恐れ、ご本尊の善光寺如来像をはじめ、宝物類を甲斐国に奉遷(避難)させたことから甲斐善光寺が開山となります。武田氏は信玄の子、勝頼の代で滅亡してしまいますが、御本尊は織田・豊臣・徳川を転々とし、本来の信濃善光寺に帰座しています。武田信玄の影響力、凄まじいですね!

余談ですが、善光寺は善光さんという実在の方のお名前だと知っていましたか?この善光さんが秘仏である如来像を拾ったことから善光寺の歴史が始まります。ご興味がある方は下記リンクの本を読んでみてください。

信濃善光寺に比べると一回り小さいお寺ですが、立派な作りは一緒です

甲斐善光寺へのアクセス

甲斐善光寺の最寄り駅はJR身延線の「善光寺駅」です。中央線であれば「酒折駅」が最寄り駅になります。車で向かう場合は、一宮御坂IC、双葉スマートIC、甲府昭和ICのいずれかが最寄りのICとなります。駐車場も併設されているので安心です。

参道からは立派な山門が見えます。国の重要文化財です

日本一の鳴龍・ご戒壇廻り

金堂(本堂)の中は撮影禁止なので画像はありませんが、金堂の天井には龍が描かれています。この龍の下で手を叩くと反響現象によって共鳴が起こります。甲斐善光寺の鳴龍は日本一の規模だそうです。

信濃善光寺と同じく「ご戒壇廻り」も体験できます。甲斐善光寺は信濃善光寺と比べてサイズが小さいので、ご戒壇廻りの距離も短いです。ただ、真っ暗であることは変わらないので壁伝いに気をつけて歩きましょう。信濃善光寺では初体験だったこともあり、その暗さに大変テンパってしまいましたが今回は子供たちも慌てずにしっかり歩くことができました。

また、宝物館には日本最古の彫像ともいわれる源頼朝像があります。信濃善光寺に負けずとも劣らず、見どころがたくさんありますので、時間には余裕を持って参拝・観覧しましょう!

少し字体が異なりますが立派な「善光寺」看板です
本堂も重要文化財です。どこもかしこも文化財です!

甲斐善光寺の御朱印

春の時期に訪れたので春限定のデザインと、通常デザインをいただきました。2022年は信濃善光寺で御朱印をいただいたので、「これで善光寺の御朱印が揃った」と感慨深くなりました。

信濃善光寺のご紹介はこちら→https://lay-code.com/post-731/

御朱印は元々お寺発祥のもの。どんなお寺でどのような御朱印があるかご興味があれば下記リンクからのぞいてみてくだいね。お寺によっては本来の仕組みである「納経」を行ってから御朱印を授かることもあります。

左の善光寺の「寺」がハートマークで素敵です。もちろん、左が娘の御朱印です(笑)

まとめ

今回は信濃善光寺のバックアップが原点となった「甲斐善光寺」をご紹介しました。まさかここまで武田信玄の影響があるとは思いませんでした。甲府盆地一帯が武田信玄と何かしらの関係があるように思えてきます。

善光寺といえば長野県のイメージですが、甲斐国の善光寺も立派です。駅からも近い立地ですので、交通手段を問いません。甲府に旅行に訪れる際は是非足を運んでいただきたいスポットですので本記事を参考にしていただけると幸いです。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

素敵な時期に参拝することができました