東国三社めぐり~香取神宮~
東国三社の一つ、香取神宮にお参りをしてきました。
香取神宮とは?
三重県の伊勢神宮、茨城県の鹿島神宮、そして千葉県の香取神宮は平安時代において「日本三大神宮」と呼ばれていました。神宮とは伊勢神宮そのものであったり、神社の中で特に神宮号があるものを指しますが、この香取神宮は古くから格式高い神社として信仰を集めていたました。
御祭神は武神・経津主命です。鹿島神宮の「建御雷神」、息栖神社の「天鳥船神」とともに東国平定のため天照大御神より遣わされました。東国平定以外にも、建御雷神と共に大国主大神(国づくりの神様)と交渉をし、国土を皇孫に捧げることに成功するなど、日本の国体の確率に大きな功績を残した神様です。
鹿島神宮の建御雷神と双璧をなす武神ですので、勝負事のお願い(受験や試合)に際してお参りする方が非常に多いです。今回お参りしたのは1月末でしたが、これから受験を迎える方が多く参拝していました。
香取市や佐原市の部活動では香取神宮まで走ってお参りすることもあるそうです。(以前、お世話になっていた美容師さんが佐原の出身だったので、「大会前には必ず香取神宮まで走ってお参りする」と教えてもらいました)
奥宮にも忘れずにお参りを!
香取神宮の御祭神は経津主神ですが、奥宮ではその「荒御魂」を御祭神として祀っています。経津主神は鹿島神宮の建御雷神と同じ武神なので血気盛んだったのでしょうか。本殿から少し離れていますが、こちらも忘れずにお参りしましょう。
鹿島神宮と対をなす要石
要石は鹿島神宮で有名ですが、実は対を成しているものが香取神宮にもあります。あまり関心がないのか、見に来られている方は少なかったです。
要石は、地震を抑える(国家鎮護の)ために香取・鹿島の大神が石を鎮めたとされています。鹿島神宮は凹型の要石ですが、香取神宮は凸型の要石です。鹿島神宮と同じく地中に埋まっているサイズは不明なのでしょう。まさに神話を感じる場所です。
東国三社とは?
東国三社とは、「香取神宮」「鹿島神宮」そして「息栖神社」の総称です。それぞれ千葉県と茨城県に位置しており互いの距離も近いのですが、それぞれに祀られている「経津主神」「建御雷神」「天鳥船神」が天照大御神より東方制定のために遣わされたことに由来しています。この三社を結んだエリアは二等辺三角形になり、バミューダトライアルならぬ、レイラインと呼ばれ、このエリア内では不思議なことが起こるそうな・・・。
また、江戸時代には東北地方の方がお伊勢参りの帰りに東国三社に立ち寄ったことから「東のお伊勢参り」とも呼ばれていたそうです。ただ、鹿島神宮って伊勢神宮よりも歴史が古いとされているんですよね。。
いずれにせよ、非常に歴史のある素晴らしい三社であることは間違いないので、東国三社参りは実現したいところですね!
香取神宮へのアクセス
電車で向かう場合は、JR香取駅からタクシーを、自家用車(またはレンタカー)で向かう場合は香取神宮の駐車場をそれぞれ利用します。ただ、駐車台数には限りがあり、満車になりやすいので予め代替の駐車場を見つけてから向かう方が良いと思います。
香取神宮の御朱印
本殿へのご挨拶後にはもちろん御朱印をいただきました。もし、御朱印にご興味があれば下記に掲載しているようなガイドブックを参考に色々な神社やお寺を調べてみてください。きっと「この御朱印が欲しい」といった素敵な神社・お寺が見つかることでしょう。ただし、スタンプラリーではないのできちんとお参りをして、旅のしるし(本来は納経ですが)として記念にいただきましょう。
東国三社のお守り
香取神宮、鹿島神宮、息栖神社の三社を巡って完成させる「東国三社守」があります。お守り本体は三社のいずれかで購入し、三箇所あるくぼみに各社のシールを貼ります。東国三社は「関東のお伊勢参り」と呼ばれるほどのパワースポットですから、由緒ある三社にお参りした記念品として集めてみてはいかがでしょうか。我が家は残すところ鹿島神宮のお守りとなりました。
まとめ
前回に引き続き東国三社の一つである香取神宮をご紹介しました。香取神宮は全国でも有数の神宮であり、歴史もあります。何より武神である経津主命のパワーを授かるべくお参りしてみてはいかがでしょうか。
お参りの帰りには道の駅「水の郷さわら」に立ち寄ってご当地野菜などを買って帰るのもオススメですよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!