東国三社めぐり~息栖神社~

2023年3月25日

東国三社の一つ、息栖神社にお参りをしてきました。

息栖神社とは?

久那斗神(クナドノカミ)を御祭神とする神社です。久那斗神は路の神であり、除厄招福の神であり、井戸の神でもある大変お忙しい神様です。また、相殿として天鳥船神、住吉三神が祀られています。

鹿島神宮、香取神宮と並ぶ東国三社と呼ばれていますが全国的にその知名度は低いようです。神栖市観光協会のHPによると、鹿島神宮・香取神宮が武神を祀っているのに対し、息栖神社はこの両神を東国に導いた神(路の神)だったことからあまりその名を知られていないのかもしれません。ただ、この二神と同時に東国に赴いたわけですから非常に歴史が古く、また重要な役割を担っていたことが伺えます。(相殿の天鳥船神は神様が乗る船です)

楼門に続く道です
奥に写っているのが拝殿です

境内には1円玉に描かれているオガタマ(招霊)の木があります。忘れずにパワーをお裾分けしてもらいましょう。

また神社の近くには日本三霊水の「忍潮井」と呼ばれる井戸があります。

日本三霊水と非常に珍しいですが、住宅街にあります
解説板も設置されています

神栖市観光協会のホームページはこちらです→https://www.kamisu-kanko.jp/power/index.html

東国三社とは?

東国三社とは、「鹿島神宮」「香取神宮」そして「息栖神社」の総称です。それぞれ千葉県と茨城県に位置しており互いの距離も近いのですが、それぞれに祀られている「建御雷神」「経津主神」「天鳥船神」が天照大御神より東方制定のために遣わされたことに由来しています。この三社を結んだエリアは二等辺三角形になり、バミューダトライアルならぬ、レイラインと呼ばれ、このエリア内では不思議なことが起こるそうな・・・。

また、江戸時代には東北地方の方がお伊勢参りの帰りに東国三社に立ち寄ったことから「東のお伊勢参り」とも呼ばれていたそうです。ただ、鹿島神宮って伊勢神宮よりも歴史が古いとされているんですよね。。

いずれにせよ、非常に歴史のある素晴らしい三社であることは間違いないので、東国三社参りは実現したいところですね!

近くの海岸から息栖神社を望みます

息栖神社へのアクセス

息栖神社の近くには鉄道が通っていないので、自家用車(もしくはレンタカー)か潮来駅もしくは小見川駅からタクシーを利用します。駐車場は広いので正月以外は満車になる心配はないでしょう。

息栖神社の御朱印

本殿へのご挨拶後にはもちろん御朱印をいただきました。もし、御朱印にご興味があれば下記に掲載しているようなガイドブックを参考に色々な神社やお寺を調べてみてください。きっと「この御朱印が欲しい」といった素敵な神社・お寺が見つかることでしょう。ただし、スタンプラリーではないのできちんとお参りをして、旅のしるし(本来は納経ですが)として記念にいただきましょう。

東国三社のお守り

息栖神社、鹿島神宮、香取神宮の三社を巡って完成させる「東国三社守」があります。お守り本体は三社のいずれかで購入し、三箇所あるくぼみに各社のシールを貼ります。東国三社は「関東のお伊勢参り」と呼ばれるほどのパワースポットですから、由緒ある三社にお参りした記念品として集めてみてはいかがでしょうか。我が家は残すところ鹿島神宮のお守りとなりました。

まとめ

今回は関東随一のパワースポットと呼ばれる東国三社の一つ、「息栖神社」をご紹介しました。三社を同日に巡るには厳しくても、年内に巡るようにするなど、江戸時代のようにお参りをご旅行の目的とするのも良いと思います。鹿島神宮、香取神宮は伊勢神宮とならび三大神宮ですので誰もが聞いたことがあると思いますが、息栖神社も素晴らしい神社です。是非機会を見つけてお参りし、東国三社守を完成させましょう!

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

息栖神社から少し歩けば香取神宮がある対岸を見渡すことができます